配達員には必須?反射材の効果とは
Uber Eatsでは、2023年8月に24時間営業を開始しました。
これによって配達員が夜間に配達業務を行う機会がより増えたわけですが、そうなると配達中・移動中の安全の確保も重要なポイントとなってきます。
そんな安全の確保に役立つのが反射材、文字通り「ひかりを反射する素材」のことです。
歩行者や自転車の運転手にとって怖いのは、夜の暗さから自動車の運転者に気づかれずに事故にあうリスクが生じることです。
こちらは安全運転しているにもかかわらず、運転手が油断したために事故に巻き込まれてしまう恐れが出てくるわけです。
そうなると、こちらの方からクルマやバイクの運転手に対して「ここにいますよ、気をつけてね」とアピールする必要が出てきます。
もちろんクルマ・バイクが通り過ぎるたびにアピールするわけにはいきませんから、ドライバー・ライダーが目につくような状態にすることが重要なのです。
反射材を身につけていると、クルマ・バイクのライトに反射して見つけられやすくなります。
実際に自動車のドライバーの視点から見た場合、反射材をつけている人はつけていない人に比べて2倍以上離れた距離から見極めることができると言われています。
早く発見できれば、それだけハンドルを切って回避したり、ブレーキをかけて激突を回避することができます。
とくに自転車の場合は車道を通ることが多いうえにクルマと急に行きあったときにとっさに方向転換するのが難しいですから、早くクルマ・バイクに発見されるかどうかが事故のリスクを減らすうえで非常に重要な意味を持ってきます。
Uber Eatsの配達員はそれこそあちこちに移動してまわるわけですから、クルマ・バイクと遭遇する機会も非常に多くなります。
反射材をつけておくことで、思わぬ事故のリスクを大幅に軽減することができるのです。
反射材の効果的な着用例
ただ、反射材は自ら光を発するわけではなく、あくまで光を反射するものです。
ですから、クルマ・バイクのライトや街灯に当たりやすい場所に着用する必要があります。
まずポイントとして「腰より下の位置にとりつけること」が挙げられます。
これは自動車のライトに当たりやすくするためです。
自分の体に着用する場合でも、自転車に取りつける場合でも、この原則を忘れないようにしましょう。
それから動きがある場所に取りつけることも重要で、静止した光よりも、動いている光の方が人の注意を引きやすくなります。
クルマ・バイクのドライバーが「あ、あそこになにかいるぞ」と思わせて注意させるためにも、できるだけ動きのある場所が求められるのです。
自転車の場合、靴やズボンに着用するとかなり効果的になりますし、車輪に取りつけるのも非常に効果的です。
あと、道路を横断する際に気づいてもらえるように側面にとりつけるのも、反射材の効果を高めるうえで重要な意味を持つので忘れないようにしましょう。
早朝・夜間に配達業務を行っていれば、危ない状況と遭遇する機会も出てくるでしょう。
そんなときに備えて反射材を身につけていれば、安心して配達業務ができるはずです。